Clubhouseを中小企業支援に活用できるのか

新しいSNS、Clubhouse

Clubhouseという新しいSNSが日本に上陸して一気にユーザーを増やしています。ニュースなどでも話題に上がり始めたので、目にされている方も多いかと思います。

「意外」と言われることも多いのですが、私個人的には流行りものの最先端はあまり得意ではなく、それなりに定着したところで試してみるタイプなのですが、今回はご縁あって比較的早め?に使い始めて、今10日ほど経ったところでしょうか。

使ってみると、Clubhouseは色々な意味で「よくできている」アプリです。コロナ禍において、人と人とが気楽なコミュニケーションをする場が少なくなっている中で、その場を提供してくれているところがこれだけ盛り上がる最も大きな要因のような気がします。

さらには、今までのSNSはすべて「目」のツール。やり取りは「文章」か(Facebookやmixi、Twitterなど)、視覚的な「画像」や「動画」(Instagram、YouTubeなど)で行われていましたが、Clubhouseは「会話」をやり取りする耳のツール。仕事や家事、運動などをしながら「ながら聞き」ができるところも、一つ大きなポイントかもしれません。

アプリのバージョンアップと同時に、アイコンが変わりましたね

Clubhouseはビジネス拡大や売上UPに活用できるか

Clubhouseが今後どのように変化をしていくのか、そもそもSNSとして日本に定着するのか、どれだけユーザーが増えるのかなど、まだまだ先がわからないツールではありますが、10日ほど使ってみて、ご商売によっては十分にビジネスにも使っていただけるツールかなぁと思えました。

例えば、面白い事例だと、宗派を超えてお坊さんたちが集まってお話を聞かせてくれたり、リスナーの相談にのってくれるお部屋があったりします。日本にはコンビニよりもお寺さんの数の方が多いと言われていますが、檀家さんも減り、葬儀や仏事に対しての価値観も変わる中、多くのお寺さんがこれからに不安を抱えていると言われています。その中で若い人にも仏教に親しんでもらうためにClubhouseを活用していただけるというのは、とても良い事例だと思います。ルームでお話を聞いていると以前からYoutubeなどを活用して情報発信をされていたお坊さんたちが中心になられているようではありますが、Youtubeよりも気軽に、なおかつ生の声を配信てしいただけるのは、ありがたいなぁと感じました。

「生の声=編集無しの声」、しかも飛び入りでリスナーとも会話をするという形式ともなれば、シナリオも無しということになります。スピーカーの人柄やスキルがダイレクトに伝わるツールだと、だからこそ発信力の高いツールになりうると考えています。

サービス業の方などは、ご自身の接客スキルを強みとしてお仕事をされておられる方も多いはずですが、「接客スキル」を文章として伝えることはなかなか難しいですし、ましてや「インスタ映え」する画像にすることは厳しかったはずです。でもClubhouseであれば、そのスキルを最大限生かしていただきながら、ご自身の扱われているサービスや商材の魅力を語っていただけるのではないか、それこそが「リスナー=見込み客」の求めている情報なのではないか、そこをうまく繋いでいくことができれば、関わる人すべてが幸せなSNSの使い方ができるのではないか、と考えているところです。

現在、ご支援先の皆様にも少しずつClubhouseの使い方をご紹介しているところですが、まずは私がモデレーターとして魅力的なサービスを提供されている事業者様をお招きしてお話をしていただく機会を作るつもりです。ご興味のある経営者様、ぜひお気軽にお声がけください。

Clubhouse ID :@luna-toshimi (Toshimi Furusawa)