【弊社の思い】小規模企業振興基本計画(第Ⅲ期)の閣議決定

本日、小規模企業に対してこれからの5年間の国の支援方針を示す「小規模企業振興基本計画(第Ⅲ期)」が閣議決定されました。
その冒頭、「現状認識」に続く「基本的考え方」の部分で示されたのは、小規模企業は時代の変化に応じてこれまで以上に稼ぐ力が必要になること、その前提として求められるものがデジタル技術を活用する力であるとの考えが示されています。
私、弊社代表古澤は、以前より「基本的なITスキルはビジネスマナー、現代の読み書きそろばん」と言い続けています。ただ、「隣に詳しい人が座っている」可能性が高い大企業の従業員と異なり、小規模企業における従業員も経営者も、デジタル技術に触れる最初の一歩からハードルが高かったことは間違いのない事実です。その状況を顧みずに一方的に「ITの詳しい専門家」が「これが正しい使い方だ」と伝えるようなやり方は、私の是とするところではありません。
一人一人のスキルに合わせることはもちろん、モチベーションを喚起することも含めてお手伝いすることが、ITを自立的に活用できるようになっていただくために必要なことであり、専門家に求められることだと考えています。
25年の経験の中で、様々なスキル・状況の方のお手伝いをしてきました。その中で、教科書的に「正しい」ことが、その人の、その組織の、自立的なIT活用につながるものでは無いことを痛い思いもしながら学ばせていただきました。
この思いに共感いただける方と、今はITに苦手意識があっても真剣にそのスキルを必要としている経営者さんのお手伝いをしたいと願っています。私にできることは多くないかもしれませんが、この思いは変わりません。